アウトリーチ
Feedback for Performance
アウトリーチ
Feedback for Performance
レッスンや日々の練習,音大の講義の中で学べることを,最大限に活用するには,何が必要でしょうか?その答えの一つは,脳と身体について正しく理解することにあります.身体が動く仕組みや,学習によって脳が変わる仕組み,練習によってどうして身体を傷めてしまうか,アガリが起こる仕組みと対処法など,演奏と練習に関わる「脳・身体・心・楽器の仕組み」を知ることは有用です.それにより,演奏者や指導者一人ひとりが、より豊かな音楽表現や効率の良い練習、より効果的な指導,故障の予防が可能となります.ハノーファー音大やウィーン国立音大,フォルクヴァング芸大,マインツ音大,ヨーロッパ指導者協会(EPTA),京都市立芸大や東京音大,エリザベト音大をはじめ,様々な音楽教育機関で,演奏者,指導者向けの講演や個別コーチング,グループレッスン等を行い,音楽家のQOL向上と,より豊かな演奏の実現に貢献することを目指しております.
<書籍執筆>
ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム (2012)春秋社 著書
<講演>
欧米や国内の教育機関を中心に,音楽家や教育者向けの講演を行っております.(以下抜粋)
フォルクヴァング芸術大学(2018),マインツ音楽大学(2019)にてレクチャーおよびマスタークラス
横浜市招待国際ピアノ演奏会にて招待講演「ピアニストの心技体」(2017-2019)
ウィーン国立音大 国際夏期講習(ISA)にて招待講演「Unveiling Musical Virtuosity: sensorimotor control and learning in piano performance」(2017)
浜松ピアノアカデミーにて招待講演「ピアニストのための公開講座」(2017)
PTNAピアノフェスティバル「音楽家の脳×科学者の脳2」(2016)上智大学にて
PTNAピアノフェスティバル「音楽家の脳×科学者の脳1」(2014)東京音大にて
ヨーロッパピアノ指導者協会(EPTA)(スイス)にて招待講演Teaching injury preventive piano technique and retraining(2013) FLYER
「脳と身体の科学がピアノ演奏・指導のためにできること」 (2012) 一般講演 ・・・ 講演のまとめ
Brain and Body of Expert Pianist "What can science do for pianists?" (2011) 一般講演
アメリカのミネアポリスにあるマクフェィル音楽院で行った、ピアニストやピアノ演奏者に向けたセミナーです(in English)。音楽院で演奏者や指導者、生徒さんを対象としたものでしたので、演奏や教育への応用に重点を置いたトークを約2時間行いました。なお、本講演では、東日本大震災の被災者の方への募金を募り、それらは全て米国赤十字を通して義援金として寄付いたしました。詳細
「ピアニストのための脳と身体の教科書」(2010~)全日本ピアノ指導者協会(PTNA) 連載
ピアノを演奏・指導する上で、「脳」「身体」について理解することは、難しい技術を効率良く習得したり、怪我を予防するために不可欠と言えるでしょう。しかし、そのような情報が体系的に記された書物や執筆物は、これまでありませんでした。本連載では、現場の演奏者、指導者の方々に対して、ピアノを弾く上で必要となる脳と身体に関する情報を広く発信することで、日本の音楽界の発展に貢献することを目指しています。
ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと (2006)春秋社 翻訳
本書は、鍵盤楽器奏者が身体を傷めず、健やかな演奏活動を行う上で知っておくべき「からだ」の基本的な仕組みや構造、および演奏に伴う身体の諸問題について、イラストをまじえながら、わかりやすく解説し、実際の練習や演奏に生かせるようなさまざまなアイディアを紹介しています。
「ソニーのブランドアンバサダー ラン・ランと音楽を科学しよう!」(2009) 一般講演
⇒ 掲載記事一覧
ピアノ演奏の科学“科学はピアニストのために何ができるか”(2008~) 一般講演
JEUGIA梅田ハービスent店、栗東音楽振興会, JEUGIA大宮店など
思い描いた音楽を、ピアノで表現する。それは、ピアノを愛する全ての人に共通の望みです。しかし、それが簡単ではないことを、私たちは経験的に知っていま す。「ピアノをもっと響かせたい、様々な音色の音を出したい、手や腕が力んだり痛くなったりせずに演奏したい・・・」。このような演奏者の望みを叶える手段として、本セミナーでは、約3時間にわたり、実際の演奏や練習に役立つ脳科学、身体運動学、音響工学について、演奏家・指導者のみなさまを対象に、わかりやすく解説します。特に、「力み編」では、演奏時の筋肉の“力み”についてのみに話題を限定し、力みの原因や、力まず演奏するためのアイデアについて、お話しました。
芦屋市民病院 第123回マチネーコンサート “脳と音楽の幸せな関係”(2008) 一般講演&コンサート
ピアニスト田中絵理さんのピアノ演奏と共に、音楽聴取時の脳の働きや、歌唱や楽器演奏を応用した最新のリハビリテーション、音楽家の脳の仕組みなどについてのお話を通して、「新しい音楽の愉しみ方」を提案しました。
<メディア>
共同通信記事「ピアノ上達法 解明に力」各種新聞に掲載(中国新聞:2015年12月13日,福井新聞:2015年12月15日,四国新聞:2015年12月18日,山陰中央新報:2015年12月19日,大分合同新聞:2015年12月21日,山形新聞:2015年12月23日,日本海新聞:2016年1月5日,熊本日日新聞:2016年1月6日など,共同通信による同記事が複数誌に掲載)
2014年8月19日発刊,Wall Street Journal誌(ページD2)、「Piano Playing Makes Fingers More Nimble」
2014年5月29日掲載、日本経済新聞(11ページ)、「脳神経鍛えリハビリ」
2014年5月27日掲載、産経新聞(オンライン版)、「脳神経疾患「ジストニア」・・・各種治療で症状軽減・抑制」
ビートたけし氏との対談記事が新潮45の8月号に掲載(2014)
2014年3月29日発刊,The Economists誌(オンライン版)、「Focal Dystonia: Don’t Cramp my style」
Natureオンライン版にて研究紹介(2014年9月25日発刊)
Faculty1000にて研究推薦(Annals of Neurology誌の論文)
ドイツのTV局RTLの「音楽家のジストニア」についての番組に出演(2014) LINK
講演や本についての記事・書評が新聞紙や雑誌に掲載(上記参照)
2012年8月11日発刊,日本経済新聞(電子版)、「この夏に読みたい10冊:1~7月書評閲覧ランキングから」(「ピアニストの脳を科学する」がランキング第1位を獲得し,インタビューが掲載)
2012年2月8日発刊,日本経済新聞(夕刊)、「ピアニストの脳を科学する: 演奏家の特異な能力に迫る」(井上章一氏による書評)